【連載】ベストカー本誌編集委員・梅木の「ちょっとした話」 Vol.42[マジか!? ウメキ、カラスの急襲で後頭部を受傷!]
2024/08/09今回の「ちょっとした話」は、ある日、東京都心でベストカー本誌編集委員・梅木が体験した衝撃の出来事! 「黒い生き物」とのやりとりを赤裸々に語ります! 最後に梅木も書いてますが、自分の体のことを考えれば「ちょっとした話」じゃないかもしれません。(ベストカーMate編集部B/写真:AC)
■なんでやねん! 漫才のツッコミですか!? いきなり後頭部をパッカーン‼ とやられたぁ~(涙)
7月上旬のある日、東京都心部の九段界隈を歩いていたワケですよ。靖国神社の近くですね。右手に日本武道館、江戸城のお堀を見ながら、「九段下」の交差点へ向かって歩いていました。
地下鉄の九段下駅への入り口階段にさしかかった時。不意に後頭部を「パッカーン‼」とはたかれたのでありました!! いや、うろたえましたよ、実際。漫才のツッコミかよ!? という勢い。「パッカーン‼」ですからね。
次の瞬間、頭上から黒い物体がバサバサバサと飛び去って行くのが目に入った。おいおいおい、カラスかよ‼ 「カ~カ~カ~~。」ヒトをバカにしたかのように件のカラスは街路樹にとまってこちらを一瞥し、鳴いている(上写真がその様子)。
いててててっ‼ 後頭部には「パッカーン‼」の衝撃とともに、「ガシッ」と掴まれたような衝撃もあった。ありゃ、足でオレの頭を掴もうとしたに違いない。オレは獲物の小動物かよ?
■見よ、この低空飛行‼ 街路樹の上から急降下で通行人を狙って飛び回るのだ
周囲を見渡すと、明らかに殺気立った三羽のカラスがいて、「ぐわぁ~ぐわぁ~ぐわぁ~」と濁った鳴き声で呼応し合っているのだ。
あるものは街路樹に、また別のものは街灯の突端に。そして、三羽めは建物の屋根に陣取って、右へ左へと飛び交っては通行人を背後から急襲している。
しばらく様子を見ていると、連中、かなり頭がよろしい。一羽がガーガー鳴き声をあげると、通行人はそちらに気を取られる。
すると別のカラスが背後から急降下爆撃よろしく急襲をかけてくるのだ。私が「パッカーン‼」を食らってからの数分の間に、4~5人の通行人が「パッカーン」もしくは「ガシッ」を食らっていた。
もうね、ヤツらの態度が誠に気に入らない。上の2枚の写真のように、低空飛行で通行人を威嚇する姿は、あおり運転の輩みたいな雰囲気だ。
■彼らにも事情はあるだろう。人を敵とみなして攻撃態勢に入っているのかも!?
彼らにも事情はあるのだろう。近くの街路樹に巣があってヒナがいるため殺気立っているのかもしれない。心無い「人」がカラスに攻撃をしたため、人を敵とみなして総攻撃態勢に入っているのかもしれない。
でも、オレは何もしていないし、なんなら従前よりカラスに愛嬌すら感じていたのだ。よく見ると結構かわいらしい顔しているんだよね、カラスって。
最後に、「パッカーン‼」はまだしも、「ガシッ‼」はヤバいです。「いてててて」と当てた手に血が付いていた。
かすり傷程度だけど、カラスの足爪、雑菌などが付着している可能性が大なので、直ちに流水で洗い流したことは言うまでもないのでありました。
「ちょっとしない話」だよね、これ。(ベストカー本誌編集委員・梅木智晴)