【連載】ベストカー本誌編集委員・梅木の「ちょっとした話」 Vol.30[裁判所から封書がきた!? マジですか!!]
2024/03/13お待たせしました~。毎週水曜日にお届けしている、ベストカー本誌編集委員・梅木智晴の「ちょっとした話」。上の見出し、なんだかザワザワしますよね! あなたにも突然降りかかるかもしれない(!?)、お役立ちのちょっとした話です~。(ベストカーMate編集部B)
■ある日、裁判所から自宅に封書が届いた!! えええええ~!? ウソのような本当の話
先日編集部で仕事をしていたら妻から「なんか、裁判所から封書が届いたんだけど」との連絡。
ん????? 裁判所!?
「それって、直接手渡された? それとも郵便ポスト受け?」
「郵便ポスト受けに入っていた」
……ならば『特別送達』ではなさそうだな。ちょいホッとした。ちなみに裁判所から送られてくる『特別送達』とは、刑事裁判の呼び出しや訴状、あるいは民事裁判の訴状や判決書類など送る際の形式。
配達記録は残るし、当然受け取りは拒否できないのです。
しばらくして妻から、その封筒を撮った写真が送られてきた(上写真)。差出人は東京地方裁判所……!!
A4サイズの封書で『特送』でもなければ書留でもないので、何やら身に覚えのないことで刑事訴追されたわけではなさそうだ。そもそも差出人は東京地裁の「民事第20部」とあるので、刑事裁判ではないわな。
■「私が訴えられたわけではない」ことが判明。ちょっとホッとした……が!!
とはいえ、いったいナニゴトだろう? 民亊案件で、しかも『特送』。
つまり私が訴えられたわけではないのであれば、もっとも考えられるのは、なにやら知らぬ間に私が何かの債権者になっていて、相手方が倒産や破産して債務不履行になった……なんてことを通知する書類といったあたりか?
でも、イマイチわからないし、ちょっとザワザワする。
こんな時は調べるしかない。「民事第20部」って何を扱う部署なんだろう? と、さっそくインターネットで調べてみましたよ。
すると、「倒産部」ということがわかった。へええぇ~。庁舎は中目黒にあるらしい。法人の倒産や破産を扱う部署だ。ならば、先ほどの推測でほぼ間違いなさそうだ。
■自宅に帰り、封書を開けると書類が出てきた! こ、これは何だ!?
相変わらずザワザワした心のまま帰宅したのは5時間後。
とるものもとりあえず封書を開けると何枚かの書類が出てきた。聞いたことのない名の会社が倒産し、「1万円ちょいの債権があなたにありますよ、どうしますか?」ということを通知する書類だった。
どうやら買電会社のようで、一時期自宅の余剰電力(自宅がオール電化なんです)を買い取ってもらっていた業者のようだったのだが、社名は完全に忘却していた。
……とまぁ、ホントにちょっとした話なんだけど、いきなり裁判所から封書が届くとドキッとするよね、という話でした。やれやれ。(ベストカー本誌編集委員・梅木智晴)
※上写真はイメージです