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【連載】ベストカー本誌編集委員・梅木の「ちょっとした話」 Vol.30[裁判所から封書がきた!? マジですか!!]

 お待たせしました~。毎週水曜日にお届けしている、ベストカー本誌編集委員・梅木智晴の「ちょっとした話」。上の見出し、なんだかザワザワしますよね! あなたにも突然降りかかるかもしれない(!?)、お役立ちのちょっとした話です~。(ベストカーMate編集部B

■ある日、裁判所から自宅に封書が届いた!! えええええ~!? ウソのような本当の話

 先日編集部で仕事をしていたら妻から「なんか、裁判所から封書が届いたんだけど」との連絡。

 ん????? 裁判所!?

「それって、直接手渡された? それとも郵便ポスト受け?」

「郵便ポスト受けに入っていた」

 ……ならば『特別送達』ではなさそうだな。ちょいホッとした。ちなみに裁判所から送られてくる『特別送達』とは、刑事裁判の呼び出しや訴状、あるいは民事裁判の訴状や判決書類など送る際の形式。

 配達記録は残るし、当然受け取りは拒否できないのです。

 しばらくして妻から、その封筒を撮った写真が送られてきた(上写真)。差出人は東京地方裁判所……!!

 A4サイズの封書で『特送』でもなければ書留でもないので、何やら身に覚えのないことで刑事訴追されたわけではなさそうだ。そもそも差出人は東京地裁の「民事第20部」とあるので、刑事裁判ではないわな。

■「私が訴えられたわけではない」ことが判明。ちょっとホッとした……が!!

 とはいえ、いったいナニゴトだろう? 民亊案件で、しかも『特送』。

 つまり私が訴えられたわけではないのであれば、もっとも考えられるのは、なにやら知らぬ間に私が何かの債権者になっていて、相手方が倒産や破産して債務不履行になった……なんてことを通知する書類といったあたりか?

 でも、イマイチわからないし、ちょっとザワザワする。

 こんな時は調べるしかない。「民事第20部」って何を扱う部署なんだろう? と、さっそくインターネットで調べてみましたよ。

 すると、「倒産部」ということがわかった。へええぇ~。庁舎は中目黒にあるらしい。法人の倒産や破産を扱う部署だ。ならば、先ほどの推測でほぼ間違いなさそうだ。

■自宅に帰り、封書を開けると書類が出てきた! こ、これは何だ!?

 相変わらずザワザワした心のまま帰宅したのは5時間後。

 とるものもとりあえず封書を開けると何枚かの書類が出てきた。聞いたことのない名の会社が倒産し、「1万円ちょいの債権があなたにありますよ、どうしますか?」ということを通知する書類だった。

 どうやら買電会社のようで、一時期自宅の余剰電力(自宅がオール電化なんです)を買い取ってもらっていた業者のようだったのだが、社名は完全に忘却していた。

 ……とまぁ、ホントにちょっとした話なんだけど、いきなり裁判所から封書が届くとドキッとするよね、という話でした。やれやれ。(ベストカー本誌編集委員・梅木智晴)
※上写真はイメージです