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【こぼれ話】ホンダ新型WR-V。ベストカー編集部内で唯一乗った経験者が語る「このクルマの本音部分」

 20231116日に姿を見せ、1221日に正式発表されたホンダ新型WR-V。小さめなクルマが好きな私も、実際目にして断然気に入っているSUV。その発売開始がいよいよ2024322日に迫ってきました~。

 最近のホンダ新型車はこんな感じで、「最初に姿を見せてから発売開始までが長い」んだけど(汗)、新モデルの誕生はやはり嬉しいもの!

 そのWR-Vのクルマの出来が気になるところ。このクルマにすでに触れて、試乗した経験のあるベストカーMateではおなじみの(!?)、ベストカー本誌編集委員・梅木智晴に(ベストカー編集部内で乗っているのは彼だけ)、ホンダWR-Vの印象をインタビュー形式で「ちょこっと」語ってもらいました。(ベストカーMate編集部B

■「インド製のクルマ、どうかな?」と思ってたけど見た瞬間、その考えが一蹴!

――2023年12月の試乗会の現場で、WR-Vを最初に見た印象はどうでした?

 試乗会に参加する前は「インド製のクルマ、どうかな~?」「安めに仕上げたSUVでしょ」と頭の中に自然とインプットされていたんだけど……。現場で、WR-Vが数台並ぶ佇まいを見た瞬間、「いいね~」と思いましたよ。

 以前発売されていた、タイ産の日産マーチは並んでいる姿を見た瞬間「ダメだね~」と思い、実際触れても、ボディのたてつけも、内装の質感も悪い。2023年秋に日本にやってきたホンダオデッセイも、触れた瞬間、質感が悪いね~という印象。

 でもね、このWR-Vは違うんだよね~!

■インパネを「ゆっさゆっさ」と強く動かし、揺らしてもまったくグラグラしない

――冒頭からWR-Vを褒めまくっていますね~。「このWR-Vは違うんだよ!」という部分、具体的には?

 フロントドアを開けた時の運転席全体の雰囲気がいいし、シンプルだけどインパネの質感もいい。インパネを手で「ゆっさゆっさ」と動かしたけど、たてつけがよく、グラグラしない。

 さらに、ラゲッジルームの、ボディと床面の合わせの部分もしっかり作ってあるのよ~。ラゲッジルームの床面をパカッと開けた時の質感も悪くない。

■最上級グレードでも約249万円。でも走りは「いいんです!!」

 WR-V、ヴェゼルとほぼ同じサイズながら、1.5L、NAエンジンのみでFFのみという仕様。ということもあり、価格設定が低め。

 Xグレード=2098800円、Zグレード=2349600円、Z+グレード=2489300円というラインナップ。最も高いグレードでも250万円切りなのが驚きの部分で、ここにヴェゼルとの棲み分けができているんです。……ということで、梅木へさらに質問!

――価格帯は低めなだけに、実際乗ると「あれれ? 残念……」ということもあるけど、このクルマの走りはどうでした? 実際のところ?

 それがいいんだよね~。通常のアスファルト道路、高速巡回路、ややデコボコした道などを走ったけど悪くない走り。合格点だと思いますよ!

■ヤリスクロスが一部改良で値段がUP! WR-Vのコスパのよさが余計に際立つ

――実際乗った人から「合格点」が出ました~! 200万円台前半の価格帯で走りも悪くないし、サイズもちょうどいい。WR-V、期待できますね~。

 そう、期待していいですよ。約210万円と約235万円の2つのグレードは、トヨタヤリスクロスのFF、ガソリン車とほぼ合致……していたけど、つい先日、ヤリスクロスが一部改良にともない価格が上がったので、WR-Vはコスパが抜きん出ている感じなのよ!

 安いのにヤリスクロスよりややサイズ的には大きいし、ヤリスクロスのガソリン車よりクルマ全体の質感が断然上。こりゃ、いいですよ!!

――最後にズバリ、WR-Vの推しグレードは?

私は約210万円のXグレードがおすすめ。最廉価だけど、意外と売れると思う。だってN-BOXの上級グレードより安いもの。でも、一番の売れ筋はホンダの読みどおり、中間グレード、約235万円のZでしょうね!

  ……実際に深く触れて、乗った人間(ベストカー本誌編集員・梅木)からこのような「好意的な話」ばかりを聞くと、ますます新型WR-V、期待大ですね!!