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【連載】ベストカー本誌編集委員・梅木の「ちょっとした話」 Vol.18[ベストカー恒例の雪道取材ウラ話・その1]

 毎週水曜日のお楽しみになってほしなぁ~と願いつつ、水曜日に記事公開している「ベストカー本誌編集委員・梅木智晴のちょっとした話」シリーズ。

 季節柄、「雪」をテーマにお届けしようと思ってますけど、雪といえばベストカー本誌でかなり前から12月や1月に毎年特集掲載する「雪道取材」!  この取材に毎年のようにかかわっているのが、編集委員・梅木。

 ということで、今回から数回にわたり過去の「雪道取材」を振り返り、取材時の「ウラ話やこぼれ話」をお届けします。笑いあり、涙あり、ちょっとしたトラブル……あり(!?)です(ベストカーMate編集部B

■その年に登場した注目車のハンドリングバランスなどを体感するのが狙いの雪道取材だけど、個人的なお楽しみもあったりする!

 ベストカー本誌で毎年恒例となっているのが「雪道取材」。その年に登場した注目車を中心に雪上を走らせてそのパフォーマンスをチェックしよう、というのが企画主旨。

 滑りやすい雪道を走らせることで、トラクション特性やハンドリングバランスなどがよりわかりやすく浮き彫りになる、というのが狙いだったりするのだが、グリグリ雪道走って豪快にドリフとさせたりして楽しい‼ って本音もあるのは否めませんな(笑)。

 以前はいろんな場所で雪道走行テストや、シャーベット状での路上テストなどをやっていた。上写真は200912月の様子。3代目プリウスが激走してますよ。

 さらにこの時、コースを作るために現場にいる編集部員総出でアクセクやってました。それが下の写真。……おっと、自動車評論家の鈴木直也さんがいるし(一番右)、左から2人目は竹ちゃんマンこと、竹平素信さんではないですか!

 それで、最近は安全を考えて、クローズドエリアとなる群馬サイクルスポーツセンター(略して群サイ)のコースを使用するのが恒例。ドライバーは新井敏弘選手にお願いしている。

■年内ラストに編集する号に掲載。なので取材は12月20日前後が多いけど、「雪が積もるかどうか」が微妙なんですよ~(汗)

 ここ2年は年明け、1月中旬に取材をして126日発売号か210日発売号に掲載しているんだけど、それ以前は1220日前後に取材をして年内ラストに編集する号、つまり新年明けて最初の110日発売号に掲載するってのが定番だった。

 ま、私にしてみれば「雪取材をやらにゃあ、年が暮れない」ってな感覚でずっとやってきたわけです。

 でね、この1220日前後というのがクセモノで、群サイ周辺に雪が降り積もり出すギリギリのタイミングなのでありました。毎年1210日を過ぎると天気予報を睨みつつ群サイに電話して「そろそろ雪、積もってますか?」と問い合わせる日々。

 たいていは15日を過ぎても「カラッカラのドライ路っすよ~」ってなご返事で、それを聞くたびに「20日頃は雪、積もるかなぁ」と期待と不安が入り交じり、そわそわ&じわじわするわけです。

 上写真のように、群馬県の群サイに向かう途中が雪景色だと……ホント嬉しくてワクワクするってなもんです!

 そんな「雪道取材」で特に記憶に残るシーンを次回、ご紹介しましょう‼(ベストカー本誌編集委員・梅木智晴)