【連載】ベストカー編集委員・梅木の「ちょっとした話」 Vol.11[えっ!? 圏央道って高速道路じゃなかったの!?]
2023/10/11水曜日といえばコレ。ベストカー編集委員・梅木の「ちょっとした話」シリーズですよ。クルマ関連はもちろん、交通や乗り物全般に深く深く関心がある編集委員の梅木智晴が、日頃から感じている「ちょっとした話」をお伝えする連載記事です~。(ベストカーMate編集部B)
■首都圏を大きく囲むように通る「圏央道」を走っている時、「この先、高速自動車国道」という看板が出現。なぜ!?
首都圏の外側を囲むように通っている「圏央道」。その内回りを神奈川県の相模原方向から海老名方面に向かっていると、海老名ICの手前に「この先、高速自動車国道」という看板が出現する。下写真の左側。黄色地の看板です。

ん????? ここまで走ってきた圏央道は「高速道路」ではないってことかい?圏央道、どう見たって高速道路でしょ……って思いますよね!
これ、「高速自動車国道法」という法律がその根拠にあるということなんです。っていうか、我々クルマを運転する利用者には事実上、何の関係もない法律上の区分の問題。
圏央道の大部分の区間は「一般国道468号線の自動車専用道路」という扱いで、東名高速や中央道、東北自動車道などの「高速自動車国道」とは法的な区分が違うという話なのです。
■わずか3.4kmだけが「高速自動車道区間」。だから「この先、高速自動車国道」という表示があったのです!
ではなぜ、内回り海老名IC手前に「この先、高速自動車国道」という表示があるのか?
それまで走ってきた圏央道の道幅も指定最高速度も変わらないんだけど、圏央道は海老名ICから海老名南ジャンクション(新東名高速との接続点)までの3.4kmのみ、「高速自動車国道法に指定される第一東海自動車道」に属しているのでありました。ま、私も調べて知ったんですけどねぇ(笑)。
つまり、それまでの一般国道区間から高速自動車道区間に切り替わるため、わざわざ、このような表示が掲出されているのでありました。
■この3.4kmの区間は、高速道路の「最低速度50km/h」が適用される。でも事実上、利用者にはあまり関係ないかも……
私たち利用者には関係ない……と言いたいところだけど、そうでもないのが困ったところ。
高速自動車国道に区分されるこの3.4km区間は、高速道路の「最低速度50km/h」が適用されるのですよ。でもまぁ、東名や中央、関越道などでも最低速規定を意識するってことはまずないもんね~。だから、やっぱり事実上、利用者には関係ない、ということですね!
そうそう、圏央道の川島IC~久喜白岡ジャンクション区間は最高速100km/hの指定なのです。

東名高速などでは法定速度100km/hのため速度標識に「100」の表示はないんだけど、圏央道の当該区間は指定速度で100km/h制限としているため、上の写真のように「100」の速度標識がちゃんと掲出されている、というワケです。(ベストカー本誌編集委員・梅木)