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【2023年最後の編集後記】ベストカー編集部員、2023年クルマ界 気になったこと。Vol.2

■Mハイブリッドが最初ではなくコレだったでしょう! マツダMX-30 Rotary-EV(ベストカー本誌編集部・林 眞人)

 2023年に気になったことと言えば、クルマ好きが復活を期待してやまなかった、ロータリーエンジンを復活させて搭載したマツダ「MX-30 Rotary-EV」の登場でしょう!

 多くの読者が気になるロータリーの存在感という点では、シリーズハイブリッドの発電用エンジンとしての採用なので、試乗してみるとあまり存在を感じることはありません(ここはマツダも目立たせるか悩んでいるそうです)。

 ただ、開発担当者から話を聞いたところ、マツダでもロータリーエンジンの研究をやめてからかなりの時間が経っており、現在の開発陣にロータリーエンジンをよく知る人材がおらず、過去の資料やデータを見つつ、イチから設計するレベルだったそうです。

 それほどのコストと人材を投入してまで復活させたいという熱い思いが、マツダにはあったのです! 

 ハンドリングや乗り心地は、BEVモデルと同等のハイレベルなもので、一般的に航続距離が長くないとされるBEVの弱点も克服した、現在の最適解とも言える出来です。正直言って、なぜ最初にマイルドハイブリッドという中途半端な仕様でMX-30を投入してしまったのか……、そこはマツダが反省すべき点だと思います。

 この技術、プラットフォームが電動化に対応していれば、横展開が可能です。SKYACTIV-Xのような残念な道は辿らないでしょう! 話を聞いた感触では、将来的に多くのモデルに採用されことになると考えています。(ベストカー本誌編集部・林 眞人)

 

■小さめクルマ好きの私。試乗するまで新型WR-Vのことが気になるッ!(ベストカーMate編集部・馬場武治)

 最近登場する新モデルは大きめサイズが多いですよね~。気軽に使えるという意味で小さめサイズが好きな私は「ちょっと寂しいなぁ」と思っていたわけです。

 ……そんななか、キター!! という感じで20231221日、日本で正式発表されたのがホンダ新型WR-V。ヴェゼルとほぼ同サイズのSUVなんですよ。

 インドネシアで現在発売中の同名のWR-Vのほうがさらに小さめSUVなんだけど、インドから日本へやってきたこちらのWR-Vは(←なんだかややこしいですね。汗)、塊感があり四角いスタイルでどーんと存在感あり! ボンネットフードの厚みとガラスエリアの小ささが特に格好いいなぁと思い、個人的に好きです。

 1.5L、直4ガソリンのみでFFのみということもあり、価格が2098800円からと驚くほどコスパがいいのも魅力。で、ホンダ関係者も私も、おすすめは中間グレードZ2349600円。タイヤが17インチになり、タフな雰囲気も増します!

 搭載エンジンは私の愛車フリードと基本的に同じで、このエンジン、意外と悪くない。

 まだ試乗はしていないのだけど、かなり期待大。乗るまで気になり続ける一台ですね。(ベストカーMate編集部・馬場武治)