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【連載】ベストカー本誌編集委員・梅木の「ちょっとした話」 Vol.22[今年も続く! ベストカー恒例の雪道取材ウラ話・その5]

 2024年.今年もベストカー本誌編集委員・梅木智晴の「ちょっとした話」を、毎週水曜日のお楽しみとしてお届けしていきます。

 新年最初のこのコーナー。……年をまたいで今回も、ベストカー恒例の雪道取材ウラ話です(汗)。フツーに雪の上を走っただけのレポートでは面白味がないと、毎年工夫を凝らしての「雪取材」(もちろん、読者のみなさまへの有益情報も加味して!)。

 前回は、トヨタ初代MIRAI(燃料電池車)の話でしたが、今回はEVを雪道取材に参加させた苦悶の(?)ウラ話です~。(ベストカーMate編集部B

■長距離移動を前提としない小容量バッテリ―のHonda e。それだけに「群サイ」への到着までが、これまた「修行」(涙)

 2020年の雪取材では、ホンダのHonda eが参戦。雪上でEVRR動力性能がどう評価されるか、試してみたいじゃないですか!

 例年どおり、取材地の群馬県・群馬サイクルスポーツセンター(略して群サイ)にHonda eを連れて行ったわけだけど、これがまた修行のような道中だった(涙)。

 なにしろHonda eは長距離移動を前提としない小容量バッテリ―のため、群サイにたどり着くには途中2回の急速充電が必要。その都度30分が必要なので、充電時間のために1時間の余裕をもって都心を出なければいけない。

■燃料電池車の初代MIRAIと同じく、Honda eの車内ではヒーターは使わず防寒着を着込んで移動!

 そして、ヒーターを使うとガクンと電費が落ちるのは初代MIRAI同様。群サイ到着時に少しでも電力を残しておきたいため、途中で充電するとはいえ、極力バッテリーは使わないように防寒着を着込んで、80km/hクルコン設定で関越道を走っていく。

 外はまだ真っ暗。そりゃあ、午前3時だもんなぁ~。外気温はマイナス3℃ですよ!

■関越道上里SAや月夜野インタ―を降りた先にあるコンビニなどで急速充電し、いざ群サイへ!!

 とはいえ、こんな体験もまた自動車雑誌を作る醍醐味。普通だったらわざわざ、こんなチャレンジングなこと、しませんよね~!?

 この時は関越道上里SA、赤城高原SAで急速充電をして、さらに月夜野インタ―を降りた先、国道17号線沿いにあるコンビニの急速充電器でも追加充電(上写真)。万全の電力態勢で群サイでの雪上動力テストに臨んだというワケです!

 それにしても、Honda eの雪道ドライブは楽しかった~。満喫した事を今でも覚えていますよ!(ベストカー本誌編集委員・梅木智晴)